ローズ
性別:女装
「ああ、僕は……僕は夢を見ているのかな……」
少年は今、数え切れない程のドレスに囲まれて、今部屋の真ん中に座っている。
彼の名前は、その薄紅色の頬にも似た、花の名前に由来する。
ローズ、それが少年を表す言葉だった――
エヴァ
性別:女装
「どうして欲しい? 私をめちゃくちゃにしたい? それとも、されたい?」
絢爛たる草食の施された、まるで西洋の貴族が住まうような部屋の中で、赤いソファに寝そべったまま、エヴァはさも退屈だと言いたげにあくびをした。
時計の針は何度も回り、無限のような世界で寝返りを打てば、代わり映えしない城の風景が目に飛び込んでくる――
クリスティーヌ
性別:女装
「ただ、私の理性を悩ませ、狂わせる、そんな蠱惑的な匂いよ」
クリスティーヌは、下着姿のまま、巨大なクローゼットにも似た部屋の中をうろついている。
やがて、一着のドレスを手にすると、それが気に入ったのか、そのまま袖を通した。
まずまずの着心地だったのだろう、満足げな笑みを浮かべて、くるりと円を描くように回ってみせる――
カルキン
性別:女装
「僕は男の子なんだよ? だから、女の子の格好をして、気持ちよくなる訓練なんていらないんだ!」
少年の名前はカルキン。
まだわがままで、遊びたい盛り、やんちゃ盛りの育ち盛り。
だが、母親は彼にこの城の事を知ってもらおうと、早くからの英才教育が大事と思い、この年齢から女装教育を始めようと固く決意をしていた――
アリス
性別:女装
「僕はどうすればいいの? ねえ、気持ち良くなったら、僕は自由になれるの?」
少年は、アリスはその中の一つに、両手両足と、自らの勃起した性器を拘束されて、部屋の片隅に放置されていた。
すすり泣き、救いを求めても、部屋の中には誰も居ない――
エロディ
性別:女装
「ああ……いいわその舌使い……私のチンポがびんびんに感じてる……」
屈強な肉体の男達と、女装をしていたしなやかな体の男達が絡み合い、それぞれに心を開放する。
城の広間は一変して、夜の淫靡な社交場と化していた――
イザベラ
性別:女装
「決まっているわ、一番大好きなあなたのチンポに、私が口付けをするの……」
純白のウェディングドレスは、多くの女性達にとって憧れの的。
そんなドレスに惜しげもなく身を包み、ただ自分達の美しさに酔いしれ、その憧れの姿をまとったまま、刺激を交わし合う者達の集まる場所――
その他
女装幻想城には、多くの人間が存在している。女装者、シーメール、女性、男性。
快楽の熱狂の中、現実と幻想の狭間で誰もが夢を見る――